2021年12月12日日曜日

RimWorld

 プレイヤー”クスリ ツカウ コロニスト”

パーサー”ソレハデキマセン”

出来損ないのシステムに、嫌がらせの為のUIの奇跡的マリアージュ。

Oxygen Not Includedを遊んで「今まで食わず嫌いだったけど、サンドボックス系にも面白いゲームがあるのか?」と思って買ったのがRimWorld。

一見の価値ありなゲーム。褒める所?なんだろう…Mod対応してる所かな。

他は無いね。

まぁ典型的バカの考えたゲームデザインで、そいつの頭の中では史上最高のシステムなんだろうけど、遊んでいても面白いとは思わせない為に信じられないぐらいの努力をしている。

ともかくデザインに関しては本当に凄いよ。

ゲームの概要を話そう。宇宙船が墜落して三人を操作して、三人を殺させるゲーム。ちなみにこの三人、増える事もあるがランダムだとかなりの確率で頭がおかしい(製作者の頭の中では世間の5人に一人は放火魔なんだろう)ので、デフォルトのままだと襲撃が無くても終わるだろう。サバイバルなのかって?いや、これサバイバルがメインではない。なぜって例えば食料はどうするのかと言えば、耕作エリアを作る→何を植えるか選ぶ→以上。これはサバイバルとは言わないだろう?世界は狂ってる(遭難した三人も含めて)ので、動物は定期的に発狂して襲いかかってくる、定期的に狂った蛮族が集団で攻めてくる、作物は病気に罹る、怪我したヤツを助ければ薬物中毒患者で発狂して建物で破壊行為に走る。

サバイバルゲームというよりは…なんというかリアリティショーに近い。…なのだが作り手の技術不足から実は三人は何もまともに出来ない。なにせ襲われても逃げる以外はしないのだ。じゃあどうするの?と言うと

戦闘モードに変更して、プレイヤーが操作して戦わせる

ちなみに蛮族に勝った所でプレイヤー側には何のメリットもなく、埋葬もしてやらなきゃならないし、当然怪我をしたヤツは貴重な医薬品で治療しなきゃならない。治療しなきゃどうなるかって?出血で死ぬ。それだけ。ちなみに三人の仲間割れで一人が出血で死にそうになっていた。半殺しにしたヤツはしょうがないにしても、関係無い一人を選び、治療を試みたメッセージが冒頭のやり取りだ。まぁ十数時間後に出血死した。

このゲーム何故それが「出来ない」のかは一切説明が無い。

デザイナーの頭の中には理由があるんだろう。

じゃあUIに書けや。

ちなみに三人のバックグランドでアレが出来ません、コレが出来ませんってなるんだけど、「何故それが出来ないのか?」という説明は無い。

Darkest Dungeonは腐れゲームだったが、ゲームデザイン以外は優れていた。RimWorldには優れている箇所は全く無い。…あ、Mod対応してる所は褒めてもいいか。「今日は糞デザイナーの狂気を味わいたい!」って気分だったらこのゲームはいいかも知れないね。

三人と書いたが一人死ねば二人になる。それはそうと様々な理由で人を増やす事も可能になっている。ある日奴隷商人が来た。三人とも放火魔が付いていた。「今のゲームには放火魔が足りない」と思う人にもおすすめ出来るかな。私はもういいわ。

Oxygen Not Included

 非常に危険なゲーム。

中毒性は恐ろしく高く、「30分だけ…」と思ったら3時間経過していたりとか、自分の意思で「今日は止めておこう」と思わないと止めるのはかなり難しい。

ゲームは小惑星(?)に送り込まれた複製人間3人が惑星内深くから地下(マグマがある)と地上(宇宙空間に面してる)を目指し、最終的に40万キロ(…でしたっけ?)先の天体まで到達する、というモノ。

地下深くを目指すのは、石油資源(ロケットの燃料やプラスティック等の生産に関わるからで、地上を目指すのは他の天体を観測し(観測していない惑星にはロケットを飛ばせない)ロケットを飛ばす準備をする為だ。

…まぁそれが目的なのだが、そこは遥か彼方先の話で最初は

  • 限られた空気
  • 限られた食料
  • 電気ゼロ
  • 水無し

の狭い坑道から始まる。水を確保し、食料の生産を始め、電気を発電し、技術研究を始め…と無限にタスクがある。電気に至っては最初は複製人間が車輪を漕いで発電する。その発電をバッテリーに貯めて機械を動かし研究設備を動かし、その研究設備には土を定期的に補給する必要があり…とありとあらゆる事柄が繋がっている。

酸素は初期の救済策としてオキシライトという酸素を発する物質があるが、生産手段が手に入るのは後になるので、その間に様々な方法で酸素を得る必要がある。一番使用頻度が高いのが水から電解で酸素と水素を生み出す方法だと思うが、酸素は当然複製人間の呼吸に使われるとして、微量に生み出し続けられる水素は当然呼吸に適さない。

このゲーム、液体と気体には重量があり、水素は酸素より軽い。つまり上に上がれる場所があれば水素はどんどん上に溜まってゆく。ちなみに酸素を呼吸してる…という事は二酸化炭素も増えて行く。二酸化炭素は気体の中では重いので底に沈んでいく。最初はどちらも微量なので無視出来るものの、時間が経って減る事は無いのでどう処理するのかという選択を迫られる。

…とまぁこんな感じで膨大な状況を少しづつ解決し(あるいは解決に失敗し)て出来る事がどんどん増えて行き、プレイヤーの解決知識を高めて行くゲームである。このゲームのデザインの非常に優れている所は、事態の解決が困難になった時、「何が原因かさっぱりわからん」ではなく、「ああ!(かなり以前の)アレが原因か!」と解る様に作られているという事だ。

最初は生存のみを考えて遊ぶと思うが、次からは少し先を考えて遊び直し、その次は更に少し先を…を果てしなく繰り返す。プレイヤーとか見てるとプレイ時間4桁とか居るが、なるほどこれは中毒性高すぎるわ。

後、この手のなんていうの?サンドボックス物?で良くある問題点が2点が解決されている。まずは規模が大きくなればなるほど発生するマイクロマネジメント(マウスであっちをチェック…こっちをチェック、を無限に)はプレイヤーが自動化を行う事で処理可能。また、いつまで経っても目的を達成しない、優先度を変えても達成出来ない、という事象についてはパス計算をかっちりやる事で解決している(但し、移動距離が馬鹿みたいに長いと到達出来ないのと、複製人間に仕事の好みがあるのでそこは仕様となる)。ただ建設関係は雑に命令を出すと時々複製人間が閉じ込められたり取り残されたりするので、現場はある程度見守る必要がある。

で、サバイバル物なのだけど、小惑星の種類とランダム構成と難易度「サバイバル」か「楽勝」を選べ、私は楽勝でしか遊んでいない(多分この先も楽勝以外遊ばない)が、楽勝であっても面白さが劣化する事は無いと思う。もちろん挑戦こそ命な人は幾らでも上を目指せるのだろう。

ゲームデザインとしては「ここはリアルっぽく」と「ここはゲーム的に」の分け方が近年稀に見る素晴らしさ。ここ30年の中でもトップクラスのデザインだと思う。気体、液体は1マスという視覚的に理解しやすいデザインになっている反面、熱に関しては物質の比熱、伝導等が物凄い細かく計算されている。エンジンはUnityを使用しているが膨大な処理を行いつつ、ゲームそのものは意外な程軽い。もちろん開発が進むにつれ、少しづつ重くなり続ける(が、プレイ不可能になるのは相当先だろう、多分)。

誰の言葉か忘れたが(シド・マイヤーでしたっけ?ウィル・ライトだったかな)「優れたゲームデザインとは教育的であるべきだ」、これはゲームは勉強の替わりになれ、とかシリアスゲームの話をしている訳では無い。シヴィライゼーションではプレイヤーは都市は水源(出来れば海にも)の近くに作らねばならないと経験的に知る。もちろんプレイヤーは知識として都市化に水源が必要だとは知っているだろうが、優れたゲームデザインを通して得られるモノはより経験的で普遍的だと思う。このゲームに関して言えば「熱」が最も大きなゲームデザインだと私は思う(まぁこの先、変わるかも知れないが)、ほぼ全ての物が熱を発し、大型の機械は大きな熱を発する。冷却は基本的に熱交換に過ぎず、熱をどこかにか処理しない限り、居住地の破滅を招く。つまりエアコン使って部屋が冷えていたら当然その熱はどこかに行ってる訳だ。知識としては知ってる話だが、それがどれだけ恐ろしい事か身をもって経験出来る。

非常に危険で恐ろしく傑作。Oxygen not Includedはそんなゲームである。

2021年9月11日土曜日

異夢迷城(2022年発売予定)

検索していて偶然気がついたのだが、寄居隅怪奇事件簿のArrowizから、4月に新作が発表されていた。

WeGameの公式サイトにトレイラーがある

(YouTubeとかにはまだ存在していない)

紹介では以下の通りの設定らしい。

《異夢迷城》は1930年代の空想都市を舞台に、クトゥルフ神話とサイバーパンクの要素を組み合わせた3D ADV RPGです。 貴方は架空都市で暮らす一人のエージェントとしてプレイします。何らかの理由により、神話生物により引き起こされた暗黒事件に巻き込まれます。 様々なキャラクターと出会い、彼らと絆を育み、そして仲間となり、緊急性を持つ危険な状況下で推理を行い、謎を解き、神話生物と戦い駆逐し事件を解決します。 冒険が深まれば、少しづつ世界の真実を理解することで、暗黒と混沌の領域で生きる努力をして、崩壊の淵にある世界と貴方自身を救います。

ゲームの舞台は寄居隅怪奇事件簿と同じく新都(つまり上海)


1930年代の上海の鉄道路線?は調べてみたが、不明。1930年代とは言うものの、サイバーパンク要素?もあるそうなので、実際の時代背景とは違うのだろう。
動画は開発半年後でArrowizがTencentに提示した物らしい。これが認められて開発費が下りて、西側に向けて英語版も予定されているそうだ(つまり、中国語と英語で発売予定)。

ただ、発表時期と現在を比較すると中国のゲーム開発状況は相当悪化してるので、中国国内でまともに発売出来るのか不明。会社によっては開発拠点をアジア圏の別な場所に動かす噂すら出ているらしい。

無事発売されて欲しいものだが、続報を待つしかない。

2020年12月30日水曜日

2020年ベスト&ワースト

2020年ベスト&ワースト 
ベスト&ワーストは私が単にその年遊んだゲームから選ぶ代物で発売年等は一切考慮しない。 

2020年ベストゲーム
寄居隅怪奇事件簿 Hermitage Strange Case Files(PC) 
2018年に発売された中国のArrowizのAdvである、寄居隅怪奇事件簿は2017年の上海(ゲーム中では新都と書かれる)を舞台とした、一風変わったクトゥルフを題材としたゲームだ。
クトゥルフ物で多いテンプレート的展開はほぼ無く、怪奇物を含む簡単なミステリとして進む。因みにTRPGがどう、とか書かれている事があるが、実際にはTRPGの「リプレイ」を基にしたゲームで、現在はヴィジュアルノベルだ(諸事情でTRPGリプレイモードは削除された)。予告でもリプレイ部分が表示されるが現在のバージョンには含まれていない。



日本の様々なAdvに影響されつつも、上海を舞台として展開する独特な内容とやや類型的とは言え魅力的な登場人物達の物語は、非常に面白(…何故ここで終わるかと言えば、まだ終わってないからだ。全文中国語なので)

 

流石に全文中文で読むのは辛いので、私家版MODを作りつつ、やっと終盤に差し掛かった。
登場人物達のグラフィックも良いが、Vanguard Soundによる音楽も素晴らしい。
SteamではSaleなら本体、サントラ、美術資料集合わせても\1,000円しない。

 

尚、2021年Q1に、ドイツのGiiku Gamesから英語版が発売予定だ。


2020年ベストADV 
Return of the Obre Dinn(PC) 
全員が死んだ状態で見つかった帆船で全員の死因を調査するADV。物凄い手間の掛かってる作品で、なるほど評判が高いだけある、と思える。ただ、酔うのでそこが辛い。

少しづつ集まる情報を組み立てる事に喜びを感じる人は相当楽しめるだろう。出来れば一気に遊んだ方が良い作品なのだが、私の場合一気に遊ぶのは体が拒絶するので無理だった。


2020年ベストRPG 
World of Horror(PC) 
日本の架空の都市を舞台にした伊藤潤二物のRPG。ローカライズのアナウンスがされたのに、全然進まないのは今も猛烈な勢いで拡張してて、見てると「これは当分ローカライズ無理じゃないの?」という状態だ。何せスタッフは音楽を除けばほとんど一人なので。

RPGというよりは、ソロプレイのカードゲームみたいな感じの内容で、何らかの(死ぬとか狂うとか世界が破滅するとか)終わりを迎える前に、旧神の復活を止める、その為には5つの事件で生き残らなければならない(つまり、おいおいってEDでも構わない)。
ゲームプレイはシンプルで、サブ目標(多く二つぐらい)を達成して、メイン目標を達成すればクリア。という作りなのでUIさえ慣れれば遊ぶのには支障は無い。


次点はCyperpunk2077。新しいPCが来たものの、時間が無くて余り遊べていないが、ゲームとしては意外な程普通である。

 
が、この狂った準備された舞台を見るだけでも十分価値がある。ちゃんと今見ておいた方が良いゲームになっている。少なくとも次の最先端になるゲームはこれを超えなければならない訳だ。

2020年ベストサウンドトラック 
寄居隅怪奇事件簿 Hermitage Strange Case Files(PC)  
Vanguard SoundのRabbitJとHaloweakが手掛けている。会社としては少女前線(日本ではガールズフロントラインというタイトル)、魔女兵器(日本ではサービス終了)、聖女戦旗(日本語版は開発中止)等を手掛けた会社。落ち着いた曲が多いが盛り上げる所はちゃんと盛り上げてくれる。


2020年ワーストゲーム
Vampire The Masquerade - Coteries of New York(PC) 
「え?これFlashゲーム?」みたいなやる気の感じられない恐ろしく使えないUIと、眉間にシワの寄ったまますぐ終わるゴミみたいなシナリオ。味のない選択肢が続いた後、間違ってるとセーブ消されて最初からだ。そもそも選択肢で物語が変わる訳でも無いのに。これの続編が出たというのが驚くが、世の中には不思議な事があるものだ。

2020年最もガッカリしたゲーム 
Jenny LeClue - Detectivu(PC) 
途中までは結構面白かったのだが、打ち切りエンドみたいな終わり(しかも終わらない)で続く。幸いApple Arcadeで金が入ったからか、未収録だった音声も収録されるそうだが、7月発表以降は音沙汰が無い(ひょっとして付いたのか?)。まぁ付いてもやらんけどな。

次点はアストロシティミニ。タイトルはともかく、設定無しという仕様は驚いた。流石SEGAだ。

2020年EA賞 
Snapshot Games(Snapshot Games)
詐欺に詐欺を重ねるという斬新な手法で注目を集めた。
最初FigでCrowdfundingが行われた。
ちなみにFAQはこう。
SteamとGOGで出ると、なるほど。
そして御存知の通りEpic専売になった(ユーザーの事を考え、だそうだ)。当然Backerは「ふざけんな」と思ったので「じゃあしょうがないから1年後にやるよ。キー、これでいいだろ、貧乏人?」というやり取りがあったか知らないが、1年待つ事に。
2020年12月にSteamで出るというメール。それから11月に「Phoenix Pointについてあなたのお気持ちを三問で答えてください」という理解不能なメール。何を答えろと?遊んでもいないのに。因みに満足度をお答えくださいというところで「これ詐欺だろ」って書いたらわざわざCrowd Oxからメール配信状況とか確認して、Snapshot Gamesにも転送しますって返事が来た。Snapshot Gamesは詐欺会社だけど、Crowd Oxは真面目な会社なんだね。

で、いよいよSteamキーが来てインストールすると…

「貴方の個人情報集めて自由に使いますんで、4649!」というカジュアルな詐欺画面が開く。因みに同意しないとクライアントは落ちる。GDPRだからという擁護もあるが、正直実際読めばわかる(と、言いつつこのやり方が汚い理由にゲームを立ち上げないとこの画面出ないのだ)が、GDPRだとしたら結構怪しいんじゃないの?という内容だ。まぁあれだ、マルチのゲームならEULA凝るのはいいよ、それは理解できる。でもあれだ、シングルゲームしかしないプレイヤーの私がなんでこんなの同意すると?

「貴方達の信頼をお金に替えました。でも私達を信頼して貰えませんか?」
Snapshot Games
…それはあれだ、無理だろ(笑)

蛇のように執念深いゲーマー達相手にこれだけの詐欺を働いた度胸は評価されても良いのだろう。

次点はDeep Silver(Deep Silver)。そこまでして引っ掻き回したいものか?上層部がイカれてるのか、ただの馬鹿なのか。

2020年恥知らずな会社賞 
EPIC(EPIC)
ログインボーナスがあるのか知らないが、まめに無料でゲームを配り続けてる。実弾はいつまで続くのか。こんな事する前に評判悪いClientをなんとかする方がいいが、きっと「ユーザーの事を考えて」ああいう事してるんだよきっと。

2021年展望
遂にCyberpunk 2077が出た。延期になったのは知っていたが、実際に発売されると知ったのは1週間ぐらい前だったので、本当に難航してたのだろう。史上最高の作品では無いが、今見ておかないと古い作品になる、ゲームなので既に冷めつつある熱気を感じて損は無いだろう。というか本当に冷めるの早くなったよね、時代なのかも知れないけど。

Crowdfundingの時代が終わり、次にIndiesの時代も終わった(注目すべき作品も出ているが、大半は既存のゲームのクローンみたいな代物だ)。次がどうなるのか霧の向こう状態だ。一昔前はPCゲームの大半はコンソールに食わせてもらってます、みたいな感じだったのに、いつの間にかPCが先頭に返り咲き、コンソールのLaunchに「すいません、これ以外には?え?これで全部?」みたいな事になった。Xbox Oneは買ったが、遂にPS4は買わなかった。買うソフトが無かったからだ。今の世代はどれも次世代という感じもしないし、注目すべきゲームも出てくれなかった、残念だ。昔はコンソールって結構長い事使えたもんだが、今じゃ数年持てば良い方だもんな。

TencentがEpic(Epicの親会社はTencent)も青くなるような実弾展開を行うのか、その辺の先行きは全くわからない。正直プラットフォームとしてのEpicの先行きは真っ暗なので、仕切り直すのか、別な何かを始めるのか。ただ、実弾で何とかなる時代は終わって、今はプラットホームの時代なので、そこに食い込むのは大変なんだと思う。それこそOSをフルスクラッチするぐらいの根性が必要なんだろうから。実弾でなんとかなるなら、Epicはもっとまともに勝負できるはずだ。未だにEpicの話題は「無料ゲーム」以外に無いのが現実だ。

2021年には多分、8月か、9月に突如ゲームプレイが公開され、話題になったBlack Myth Wukongが出る…か?

2021年も私家版の制作は続くが、まだ私家版作りたいのが幾つかある。時間以上にやる気が欲しい。

2020年12月20日日曜日

The Outer Worlds

(2020/12/20追記)

これを書いていたのは8月頃だった。今Steamで発売されているバージョンは文字表示が腐ってるが、この時点ではMicrosoft Store版は問題無かった。が、現在はMicrosoft Store版も同じバグがある。どうやらMicrosoft系のゲームは既に日本向けQAチームは存在しないらしい。

(追記終わり)

Microsoft Storeで半額。あと数か月でSteam版が出そうだったが、耐えきれずに買ってしまった。

結論から言えば買って損の無い作品であった。


作品の規模感から言うと、New Vegasの三分の一ぐらいの印象だ。
恐らく予算も時間もNew Vegasに比べれば少なかったのだろうが、その中でベストな選択をしたのだと思う。マップがエリアで分けられているので、恒星系一つという割にゲームを遊んでいて広大という印象は受けないだろう。ただ、そのおかげでObsidian作品にしては珍しいぐらい(Fixされたのかも知れないが)トラブルは起こらない。

Fallout3型のオープンワールドとしては珍しく、ヒトはちゃんと人っぽく、キャラクターも美人は美人っぽくなっている。開発リソースが限られているのでジェネリックっぽい作りはあるが、Bethesdaの様にマネキン感は余り感じられない。それを感じさせない様、結構な人数がフルフェイスマスクにしているのだろう。なので他の会社が無理して作ったオープンワールド系である「途中で力尽きたのでコピー&ペーストだらけ」という事も無く、こじんまりとしているとも言えるが、世界は統一感があり、且つきちんと作られている印象を与えるのは老舗の技術の賜物なんだろう。

ゲームの流れはメインクエストにある程度のサブクエストという感じで、サブクエストも水増し感(とりあえず耳5個持ってこい、みたいのはまず無い)は余り無く、逆に言えばだらだら遊べる要素はほとんど無い、そこがNew Vegasとの大きな違いではある。私としてはもう少しだらだら遊べる作りの方が嬉しかったが、まぁしょうがない。

キャラクタービルドはかなり楽しい。DLCが入ると変わるのかも知れないが、スキルMAXだらけという程レベルは上がらず、捨てる要素は捨てていかないと育てるのは厳しい(その替わり、絶望的な状況からは抜け出しやすい様デザインされている。ここは凄い考えられている)PERKはレベルアップ以外に、弱点による獲得がある。

例えば、爬虫類に攻撃を喰らいまくってると、爬虫類恐怖症を「得られる可能性」がある。恐怖症を持つと、その状況かでそこそこのキツイペナルティを喰らうが、PERKを1点得られる。つまりPERKを取るか、弱点を増やすか選べる。PERKはかなり強力なので、天秤としては上手く働いている。ただ、弱点を増やすのは心理的圧力が高い。

Obsidian作品全般に言える事だが、自分の選択に重みを「感じさせる」作りはいつもながら見事だ。もちろんゲームなのだからレールには乗っている訳だが、少なくとも「分岐の切替は自分が行っている」という感覚は十分得られる。つまり自分のやった事には責任が付きまとう。それが良きにせよ悪きにせよ。率直に言ってしまえば、Bethesdaの作品にはそれが無い。この作品では「結局そうなるんだろ?」という事は無い。取り返しのつかない事も出来てしまう。なにが善で何が悪かは人それぞれ違うだろう。なのでそれが悪い結果を生むだろう、と予測出来たとしても、だからと言って玉虫色の結論が出せない時もある。結果、ろくでもない事になったとしても、自分で下した結論は大切だと思う(また、ゲームとして大切に扱って欲しい)。Obsidianは完璧な会社では無いのだろうが、現在に至るまである程度のファン層を確保しているのはその部分にあると思う。

ちょっと脱線するが、「シナリオ」とやらでプレイヤーが関与しない(主人公は関与「してるらしい」)事象で責任を「取らされる」シナリオを書く馬鹿がいつの時代にも居る。
本気で理解出来ないのだが、あれってゲームとして面白くなると思って書いてるのか?
「貴方は前世で悪事を働きました。だから死ななければなりません」と言われて「じゃあしょうがないよね」ってみんな思うの?なんかそういう作品で「素晴らしいシナリオでした!」みたいな事言ってる人間が私には理解出来ない。
主人公=プレイヤーでは無いが、主人公≧プレイヤーぐらいではあって欲しい。
Bioshock Infiniteみたいに「我々のゲームの開発が失敗したのは貴方のせいです」みたいのはシナリオは本当に理解に苦しむ。風呂敷を畳むどころか放り投げた責任はプレイヤーにあると?
New Vegasでも運び屋という世界の一員に過ぎない主人公が個人的な理由で行動を開始する。The Outer Worldsでも解凍された一人として始まる。この辺は優れていると思う。Pillars of Eternityはゲームとしては優れていたが、まぁ前世系のシナリオではあった。少なくとも、オープンワールド系の作りにするなら、前世系は止めた方がいいんじゃないのか?
シナリオがイマイチだろうが(私はRPGのシナリオ全般余り興味が無いのだが)プレイヤーの選択に責任が生じるのなら、その方が良い気がする。Mass Effectの1とかシナリオとしてはイマイチだったが、ちゃんとゲームは盛り上げてたと思う。2以降は全部ゴミみたいになったが。なんというかゲームマスターの朗読会に参加してる訳じゃねぇんだよ。

まぁ、遮蔽物使って撃ち合うゲームって大体Police Squadの銃撃シーンだよな。
レーザー銃がダンボールで止まったりとか。XCOM2とかもそうだったけど。

脱線終わり。

期待さえしなければ、値段値はある。「New Vegas再び」とか思ってるなら、New Vegasの方が優れていると思うよ。「似たようなゲーム」探すぐらいなら、別のを探した方がゲーム人生は豊かになると個人的には思う。

2020年9月26日土曜日

寄居隅怪奇事件簿 Hermitage Strange Case Files

(2021/2/23追記)

クリアして、バッドエンド以外は全文読んだ(掲示板も含めて)。掲示板は途中から意味がほとんど無い(記事は増えるが、ゲームに影響しなくなる)とか、荒削りな部分も多いが大変面白かった。

最初全く理解出来なかった、掲示板の投稿
肝廃棄とはグランブルーファンタジーの隠語らしい

という訳で英語読めるなら英語版でいいと思います。仮に日本語版が出るとしても英語版からだと、スポイルのスポイルなので、どうかね?とは思う。理想は中文版から訳が出る事だと思うが、量も多いからなぁ。Textractorとかで中文版を読むほうが私としてはお勧めです。

(以下愚痴)

英語版は製品版では直るのかも知れないが、「○○遺跡」の訳が「The Trail of The Missing ○○」だったのはしばらく悩んだ。かなり経ってようやく、遺跡が「遺(Missing)」と「跡(Trail)」と理解されているとわかった。でも漢字圏の私が読んでも、中文って一体どこからどこまでが単語なのかわかり辛い。だから単語単位で区切られている英語圏の人には中文は相当な難易度なのかも知れない。

英語版は体験版遊んで色々アレ(私は全文読んでるので当然内容は知ってる)なので「これカットインとか色々削られてますが、大丈夫?」と聞いたら「全部正しい」との事なのでもう英語版の事は忘れた。

まっ、それはそれとして、クトゥルフ物に「クトゥルフらしさ」を求める人には向かないと思うが、一応クトゥルフ知識無しだとどうなのか分からないものの、私の無駄に長いADV歴の中ではTOP20に入る作品だ。少なくとも、ここ数年突然増え始めたクトゥルフ物(及び関連作)の中では一番面白いと思う。

私はラブクラフト以外のクトゥルフ物を読んだ事無いのだが、
クトゥルフ物全体の問題は昔から変わらないらしい
(注:赤枠は私が入れた部分)

因みに掲示板のネタは一部改変されているものの、ほとんどが実際の掲示板が元ネタらしい。中国市場はちょうど過渡期だったのか、玉石石石石石混交様々なゲームが増え始めた頃だったらしい。携帯でも膨大なゲームが出て(膨大なゲームが発売禁止になり)、PCでも海外市場にアピールする作品が出始めた。台湾のゲームは色々経験があったが、中国のゲームを最後まで遊んだのはこれが初めてだ。

中国では管理の為、ゲームもISBNコードが必要という政府が次の日になって「やっぱ禁止」って言ったらその日に消えるというディストピアなのだが、未来があると同時に未来が無い特殊な世界だ。このゲームはその中で相当攻めた内容だと思うが、明日になったら消えるのかも知れない。(まぁ別な理由でフルゲームは消えてしまってもう遊べない訳だが)

このゲームに限らず、Steamとかからは様々な理由で購入不可(以前に買っていれば遊べる)になる。楽曲だったり、会社が吹き飛んだり、様々な理由があるらしい。DiRT2は今でも売ってくれとか書き込みがあるが、楽曲が変わらない限り売り出されないだろうし、CodemastersはEAに買われたのでもうおしまいだ。Wishlistに載ってる作品もそのまま消えたり(…昔みたいに予約とって消えたりされてもSteamなら返金あるだろうから安心ではあるが)、GOGですら駄目な時があるので、楽になったとは言え、ゲームには遊び時がまだ存在している訳だ。だから興味があるときにはリミッターを切る必要は今後も続くのだろう。
(2021/2/23追記終わり)

2020年9月25日金曜日

Vampire: The Masquerade - Coteries of New York

Unityで作ったFlash風ゲーム。 
これが2019年12月に発売されたなんて悪い冗談としか思えない。

なんというか…空前の糞UI。


フォントがスモールの状態がこのスクリーンショット。












フォントがビッグの状態。因みに表示されているのは同じテキスト。
赤い縦棒が見えるが、それがスクロールバー。つまり実質スモール以外は、ほぼ使い物にならない。

気が付いたらヴァンパイアになってました。怪しい男が貴方をどこかに連れて行こうとしています、こんな導入で始まり、味の無い3択がひたすら続く。
ある時点までは、3択を選んでも特にストーリーは変化しない。
で、ある程度進んで、3択に失敗しているとゲームオーバーになる。
まぁ、ゲームオーバーになる。はぁ、なるほどね。と思うかも知れないが、このゲームには随分と古い特色がある。
ゲームオーバーになるとセーブを消される。

セーブは栞形式。つまりゲームオーバーになると一番最初からだ。
素朴な疑問だが、その状態で「ああ、ここが悪いのか」って気が付く物か?
Advでセーブ消されるのはNostalgia 1907以来だが、正直このゲームのボリュームはエピソード形式Adv1話にも満たない。
ひょっとしたらやりこんだら、ストーリーが分岐して面白くなるのかも知れない。試す気にもならないが。

グラフィックは美しいが、何せゲームがこれなので特にありがたみは感じない。
音楽は鳴っているが、まぁ「鳴ってますね」以外の感想は無い。ぼんぼぼぼんぼんぼぼぼん、こんな感じの曲がひたすら続くだけだ。

いや、Flash時代だったらこれでも許されたかも知れないが、2019年末にこれは無いだろう。
スタッフロールを見るとわかるが、DMMから日本語版が発売予定だ。公式サイトによると11月発売らしい。