2017年8月5日土曜日

Sundered

なんですか、これは。

Sundered Launch Trailer - Resist Or Embrace



Kickstarterで見つけて、美しいグラフィックとアニメーションに惹かれて…まぁ先日βを経て発売されたSunderedなのだが…グラフィックとアニメーション以外にはまるで見るべきところが無いという不思議な作品だ。

見ての通りのメトロヴァニア系のゲームなのだが、マップは(法則性があるとはいえ)ランダムで作成される。結果的に非常に味気なく、探索していても楽しくはない。結局の所、目的地以外には全く意味が無いため、探索する意味も無いのだ。つまりは「メトロヴァニアとローグライクを合わせて見ました。面白いかどうかはわかりませんが。」だ。結果は?もちろん詰まらない

マップがランダムだから敵の配置を考えなくていい、と思ったかはわからないが、一定時間毎に敵をどっさりだす。ゲーム後半に行けばまた変わるのかも知れないが、序盤では何のひねりも無い単調な動きのモンスターが右往左往するのを見せられる。モンスターの動きはどれもこれもお粗末極まりなく、マップは単調、モンスターはお粗末…まぁグラフィックで力尽きたんでしょうね。ちなみに数画面先からレーザーで撃たれる事もある。予告は長いので避けるのは簡単だが、「なんじゃこりゃ!?」と思うだろう。

音楽は…「つまらん…」以外に思いつかない、「ぷわぁぁぁぁ~」博覧会。Backerでサントラ付きのバージョンだが、聞く事は無いだろう。持ち上げようなんて意識の全く感じられないサントラで、味の無い旋律がこそこそと続く。

成長要素がスキルツリーとしてあるが、どこかで見た様な(思い出せません)つまらねぇ代物。

まぁこれだけアレでも、戦闘が面白ければ楽しめるだろうなんてのは前述の通りモンスターの動きが終わってるので(モンスターの基本攻撃は体当たり)ボス戦闘ぐらいしか楽しみが無いのだが、この単調さをぶち壊す程面白い訳でも無い…まぁボスも登場した時に「おおー」と思うだけで戦闘が始まったら「アニメーションは頑張ってるよね」以外には思う事も無い訳で「この詰まらねぇ道中要らねぇだろ」と絶えず考える羽目になる。

Kickstarterでマルチプラットホームの作品が良く陥る「どうしようも無い事態になったが、時間と金から直しようが無い」というゲームだ。

因みに敵が大群で出てくるのはβの時から「なんなんだよこれは」と言われていたのだが、「修正する」と言いつつ何も変えずに発売になった。今現在も直すとか言ってるが…まぁアレを直した所で面白くなる訳でも無いわな。