2016年11月5日土曜日

Persona5 一周目クリア

二周目やるのかと言うと、またチュートリアル10時間やんのか…と思うと余り乗り気にならない。コミュ(Social Link)は埋まっていないのが幾つかあるのだが、更に30時間以上必要そうなので増々腰が重くなる。

一周目クリアは68時間。前半はデータが飛んでやり直しだったので、結構飛ばしたが、私はアニメーションシーン全部飛ばしていて(飛ばせる物は)、会話シーンもスキップしてたので普通に遊んだら100時間ぐらいかかるのでは無いだろうか。


音楽は最初ゲームの印象が余りに悪かったのでちゃんと聞いて居なかったのだが、改めて聞くと良い曲もある(同時に印象に残らない曲もある)全体的に大人しめで派手では無いので正直少々物足りない。
以下、文句が相当多いと思う。




ゲームとしては中盤から後半にかけては面白く仕上がっている。退屈極まりない前半、溜息の増える終盤を除けば買って損の無い物だと思う。
前半を半分ぐらいに圧縮して置けばもっと良くなるのではないの?スーパーヒーロー映画で良く言われる「もう誕生秘話はみんな知ってるから1時間も掛けてやんなよ…」がこのゲームでは10時間掛かる長ぇよ
ゲームが面白くなるにつれて、本編が足を引っ張りだす。もう最後の方になると「いや、本編はもういいよ…」という気分になる。

隠れて奇襲するアクションはチュートリアルでアンロックされない限り使えない。いや、これぐらいは最初から使えたっていいだろ?

本編はダイレクトに安い。最終値は0.25銭ぐらい。最初から「うん、安いね」という話がもう世界恐慌並みに急降下。ジュブナイルって子供っぽいって意味じゃないだろ?大衆は豚って話はもういいよ、でもアンタ等その大衆相手に商売してるんでしょ?買い手は豚だって言いたいのか?とりあえず私が遊んだ事のあるペルソナシリーズ中、文句なく一番安い。この世界には主人公の周りのセイギの人たち、悪党(公権力、マスコミ、大企業等)、残りは全部豚らしい。ここ10年遊んだゲームの中でここまで安いのは初めてだ。

メインキャラクター造形はシナリオの都合上仕方が無いのだろうが、薄っぺらい。悪い事は全部坂本に押し付けられる。坂本は名演(冗談抜きで本当に名演)で最高にイラつかせてくれる。あのこちらをカチン来させる演技は本当に熱演だ。あの熱演が無かったらここまでイラつかないんじゃないのか?でももうちょっと何とかしてやれよ扱い酷すぎるだろ。順平と完二を足して7で割ったぐらいのキャラクター。「ンあぁ~!?」(脳天から突き出るような声で)はもう、な。勘弁してくれ。

坂本の影響をまともに受けて高巻は全編通じて印象が本当に薄い…新島がメインになってしまっている。高巻は扱いとしては所謂解説役(但し解説はしない)になってしまっていて、これじゃ幾らなんでも可哀そうだ。メインキャラクターは本編以外でも他のコミュに比べてインパクトに欠ける。

喜多川は予想を遥かに超えたキャラクターでムードメーカーだった。後述するが、ずっとON状態のこの話で、このキャラクターの価値は非常に高いと思う。ただ、全編メインキャラクターは単に話に流されるシーンが多く、もったいないと思う。修学旅行とか「あれ、これ三島ルートなの?」という感じだ。主人公がスポークになっているのは構わないと思うのだが、メインキャラクター同士の関係性が薄い。坂本とモルガナとか、高巻と新島の関係性とか、もっと描いても良かったんじゃないの?特に坂本とモルガナはちゃんと描いて置かないとダメだろ…。

坂本は怪盗団に必要だと思いますか?
|            0.2%
#プレイヤー 坂本いらなくね?
本当にこんな感じじゃないのか?扱い酷いぜ…。

モルガナが悪いキャラクターとは思わないが、主人公とほぼずっと一緒に居るので幅が少ない。ずっと一緒じゃなくても良かったのでは?主人公を代弁する仕事なのはわかるが、逆に主人公が薄くなってしまったのは問題だ。「許せないだろ、な?」「そうだな」主人公は相槌担当かよ…。

3、3P、4、4Gが私の経験したペルソナなのだが、3以降のペルソナは話にONとOFFがある。本編が一段落すると自由行動という感じだったのに比べ、5は最初から最後までずっとON状態でOFFがほとんど無い。結果、せっかく色々出来る事があるのに、正直それどころじゃない(釣り堀なんて行く無い)。折角デカい舞台があるのに、大して意味が無い。これは全体の構成ミスだろう。5は本編と本編以外の嚙み合わせがとても酷く、噛み合うどころか逆回転して金属が悲鳴を上げる感じだ。結果、本編が始まると「いや、本編はもういいよ…」という訳だ。

序盤と本編を除けば面白かったです。それ以外は面白いので、序盤と本編がもっとマシになってくれると嬉しい。…まぁ最悪無くてもいいよ