2020年1月2日木曜日

2019年ベスト&ワースト

2019年ベスト&ワースト 
ベスト&ワーストは私が単にその年遊んだゲームから選ぶ代物で発売年等は一切考慮しない。 

2019年ベストゲーム
World of Warcraft Battle for Azeroth(Windows) 
Classicを遊んでいる途中に、ちょっと再開したら止められず延々遊んでいる。
Monk以外カンストしたの初めてだ。同時に育てるキャラは減らさないと少しまずい。


16年ぐらい前に公開された予告映像の8Kリマスター。拡張パック等で山ほどシネマティックシーンが作られたが、結局この予告を超えるシネマティックは登場しなかった。近年になるほどシーンの馬鹿々々しさが増すのは何故なのだろう。

次点はWorld of Warcraft Classic。私が一番熱心に遊んでいた頃(つまり発売当初)の物では無かったが、独特なスポーンシステム(現在は廃止)や計算されつくされた序盤からの流れ等は見ごたえがある。新しいプレイヤーがこれを遊ぶのは無理だろうから(本編やった方がいいだろう)これに結構なリソースをつぎ込んだBlizzardを褒めるべき所なのだろう。

2019年ベストRPG 
Pillars of Eternity(PC) 
2018年に続き、2019年もこのゲームを遊んでいた。私は定型的なプレイしかしないので、色々試してみないと気が済まないタイプのプレイヤーには相当甘美な地獄なのだろう。
そんな私でも驚きの展開があったりするので、本当にRPGの金字塔の一つなのは間違い無いだろう。


9時間40分ぶっつづけソロクリア。ソロでも相当な悪党でもプレイ可能な本作。間違いなく私には遊びつくせない。

結局、あまり売れなかったのか、2作目で止まってしまったものの、シティアドベンチャーが楽しめるRPGはこのゲーム以外にはほとんど無い。正直言えば、BackerキャラのOFF/ONが欲しかったが、このゲームの成り立ち上、それは無理なんだろうな。

2019年ベストサウンドトラック 
World of Warcraft Classic(PC) 
Stormwindに帰ってきた。こう感じさせるような曲というのは中々無い物だ。15年前に聞いた時にも相当感動したものだが、今聞いても良い曲だと思う。旧世界の曲は本当に素晴らしい曲が多い。Classicを遊ぶと曲もゲームプレイの一部だと理解する事が出来ると思う。



2019年ベストエクスペリエンス 
Oculus Quest(Oculus) 
とっくにVRの時代は始まっていたものの、ほとんど踏むこむ事無く現在に至った訳だが、プロジェクターを物色していてこれを買った。ゲーム機としては正直まだ方向性があやふや過ぎる状態だが、VRがついにモニターを越えたのを実感した。もちろんモニターを使用するゲームはこの先もしばらくは残るだろうし、VRが全てのゲームを席巻するのは様々な困難を越えた先の話だ。多分、IPv6が100%になるぐらい夢想の世界だから「これからはこっちです」という事態を心配する必要は無い。ありえない代物が目の前にある感覚というのを是非何らかの形で実感して頂きたいと思う。百聞は一見に如かず、というのを体験する事は生涯においてそれほど無いだろうから、試してみる事をお勧めする。




2019年ワーストゲーム
Bloodstained: Ritual of the Night(PC) 
一瞬も面白いと思わせない手腕に熟練の技を感じる。要素は多いが、なんでも山盛りにしてある不味いラーメン屋みたいなもので、とりあえず入れてあるだけだ。武器は山ほどあるがまぁ大体がゴミでしかない。基本的にファンディスクみたいなものなので、ファンじゃない人間には無意味なゲームだ。こんなものにBackした私が馬鹿だったとも言える…まぁそれはこのゲームに限った話じゃないが。

2019年最もガッカリしたゲーム 
Blashphemous(PC) 
グラフィックと世界観がどんなにすぐれていても、ゲームがどうしようも無い代物はどうにもならない。わかりきっていた話だが、本当にグラフィックと世界観は素晴らしかった。まぁその点には後悔は無い。これでゲームがもう少し遊び甲斐のある作品だったら別なのだろうが、目の前にあるのはひたすらダメージを与えてくるステージと、山ほどの即死トラップだ。面白くもない忍者くん 阿修羅ノ章だ。

蝋細工のコントローラープラチナアワード
Joy-Con(Nintendo Switch) 
買った日からドリフトに見舞われる。製品としての信頼性はかなり低いのだが、ゲームによってはこの腐ったようなコントローラーで繊細な操作を要求される。私がゲーム機を買ったら必ず予備のコントローラーを準備するのだが、この腐れコントローラーはどうせ買っても腐ってるのだから予備は要らないと思う。多分、コントローラーとして使わない分には問題無いので、わっかとかに嵌めて置いたらいいのでは。携帯機のコントローラーはあれだけしっかり作るのに、据え置きになると「ここで安くしなければ!」とでも言わんばかりに安い部品、安い設計にするのは何故なのか。WiiとDSの余った部品(部品には罪は無いが)を酷いデザインの基盤に実現して、プレイヤーをイライラさせるのを目的としたコントローラーにしか見えない。その点での完成度は非常に高い。流石任天堂だ。

iFixitのサイトで対策方法が載ってるので可能なのだが、問題は部品だ。Amazonとかには沢山売っているが、品質の程は不明。評価が高かったらそれの偽物がマーケットプレイスで売られるというAmazonの仕組み上、博打みたいなものだ。昔みたいに問屋に売ってたら楽だったのにな。まぁそれはそれとしてSwitchほとんど稼働してないからとりあえずお互いが平和で済む。

2019年EA賞 
EPIC(EPIC)
Steam興行の試合に、手に鎖結びつけていきなり観客ぶん殴るようなレスラーが登場。それがEPICだ。昔のWWEの悪役を複数合体させたような悪行三昧だが、いつまでヒールを続けられるのかは、実弾次第なんだろう。まだしばらくは持つと思うが、永久には続けられない。人気を出すにはもっと悪行が必要なのかもね。Steamから販売済みのその会社の作品下げさせるぐらいの。というのをやりかねない無法物がEPIC。少なくとも下品さでは歴史に残ると思う。
次点はAtlas(SEGA)。もうこの会社は駄目だな。まぁSEGAの下請けで続けては行けるんだろう。

2019年恥知らずな会社賞 
Steam版で予約取って、EPIC専売にした会社全部(EPIC)
EA以上に恥知らずな会社が出てくるというのが21世紀という感じだが、「ユーザの事を考えてEPIC専売にしました」という言い訳以前の事を広報が述べるという異常事態にみんな慣れてしまった、というなんとも言えない年だった。新しく出るゲームがEPIC専売なのは個人的には構わないと思う。EAだってやっていたし。でもかっぱらうのは駄目だろう。とはいえ、蛇の様に執念深いゲーマーが居る世界でこれをやるのも勇気がある事だとは思う。悪評ってまず消えないからね…。

2020年展望
今年は豊作だったみたいな話を聞くが、私は異世界に住んでるのかそんな実感は全く無い。2020年の展望…Outer WorldsとAtomic Heartは去年も書いたな。Outer Worldsは今年解禁されるので、買う予定。Kickstarterのゲームは夢から現実への流れが加速して、出ないゲームはいつまでも出ないし、ベータは永久に続く。FIGですら約束を反故にする製作が現れる始末でクラウドファンディングは斜陽甚だしい状態ではある。PHOENIX POINTについては正直調べるのも馬鹿々々しいので今後Steamでどうなるとかは調べていない。

VRはどう利用するのかが未だ手探り状態が続いている。ただ、新しい体験としては本当に素晴らしい。モニターの上では特に印象に残らなかった物がVRになると強烈なインパクトになるのだ。騒ぐ人がいた理由も今では良く分かる。こりゃあ騒ぐわ。VRはまだ進化を続ける(出血しつつも)だろう。将来性の程はわからない。少なくともゲームセンターでの命脈はかなり厳しい状態だ。
一瞥して軽く障害が10点以上ある訳だ。これだと男性しかほぼ遊べない。だったら店員一人つけてQuestでも足りる訳で…。ヘッドセット自体が大幅に進化しない限り、公共の場でのVRの将来性は残念ながら低い。

ただ、他の分野での需要も増えているのでゲーム周辺機器として生き残る必要はそれほどなくなった。だからHMDの二の舞にはならない。VR元年は本当だったのだ。今何年なのかは知らないが。