2012年10月16日火曜日

Diablo III

前製作陣が会社と揉めて退社したため、新しい製作陣によるBlizzard社の看板作品。
2005年時点では以下のような内容だったらしい。
これはキャンセルになり、全て作り直すことになった。
その後2008年にリリースが発表され、2012年5月に発売される。
発売当初はバグも酷く(但し致命的な物は無かったと記憶している)、UIもお粗末だったが現在はかなり安定した作品となっている(1.0.4時点)。

前作との違いは
  • 限定されたマップのランダム性(マップはほぼ固定、目的の場所は移動あり)
  • 限定されたキャラクター育成(能力値、スキルの割り振り無し)
  • 全クラスが男女選択可能
  • 難易度を1ランク追加(全4ランク)
  • 自由にスキルとルーン(スキル効果変更)を選択可
  • パーティ最大人数を8人から4人に減少
  • レベル99からレベル60に(パラゴンレベル100が後に追加)
  • オークションハウスが新設
  • シングルでもオンライン接続が必要
  • 倉庫がアカウント単位に変更
  • 鍛冶屋と宝石商がクラフトとして登場
カジュアルプレイヤーを取り込むという目標の無かった前作と違い、今回は相当デザインで苦戦したと思われる。調整時間の不足からか、レベルデザインの統一感も少ない。
また、恐らく意図的に今までのDiablo色を払拭しようとしてかなりの変更が行われており、カラーがぎらつく銀色から柔らかい金色へ変更されている。時代の変化かゴア要素は残念ながら大幅に減っており、衝撃的なシーンは特に無い。映画の指輪物語からそのまま持ってきた様なシーン(モリアやミナスティリス)も多く、その辺もDiablo色が薄れている原因だろう。

酷いストーリーは前作を引き継いでいたが、今回導入されたFollowerは面白い要素でメインのストーリーより興味深い内容に仕上がっていた。私は全クラスレベル60までプレイしているがそれほど飽きなかったのはFollowerによる部分が大きいと思う。拡張パックが二つほど計画されているが、会話や新Followerとか増えると嬉しい。

音楽は酷いの一言。New TristramとQueen Araneaeの2曲ぐらいしか印象に残らない。これはDiablo3に限らずオンラインプレイが増えて以後の傾向だと感じられる。効果音は凄い練られていてプレイヤーがダメージを受けた時に聞き逃さないよう細心の注意を払って設計されており、他の効果音も効果音バランスも素晴らしい。

ゲームプレイは面白い。Diabloの凄いところはDiabloでしか得られない経験があるという部分なのだろう。最初のDiabloが発売されて以来、模倣した作品も沢山発売になったが、結局Diabloを超える作品は登場していない。これからのパッチや拡張パックでまた大きく変化してゆくのだろうが、そこまで私が遊ぶかわからないにしても興味を持つ事は間違い無いと思う。