2025年5月10日土曜日

eBASEBALLパワフルプロ野球2022他

eBASEBALLパワフルプロ野球2020

eBASEBALLパワフルプロ野球2022

パワフルプロ野球2024-2025



※最初に買ったのは「eBASEBALLパワフルプロ野球2022」その後興味が出てきて2020と2024-2025も購入した。


今年(これ書き始めた時にはまだ2024年だった)の10月ぐらいから何か理由があって(実はこれが何なのか思い出せない)Vtuberというのを見始めた。既に相当な昔からその文化があるのだが、簡単に言ってしまうと私に全く興味が無かった。とはいえ、私の興味の外で色々な事が起きた事ぐらいはぼんやりと知っている。つまりそれぐらい大きな事象なのだろう。


Vtuberの団体というのは相当な数があり、その中の大手「にじさんじ」という所で2020年ぐらいから行われているのが「にじさんじ甲子園」。その前身は…とか私が書くのも無意味なぐらい色々な所で書かれている。非公式Wiki辺りを見るのが手っ取り早いと思う。


で、ネットで検索する限り一番人気あるのが「栄冠ナイン」という高校生野球育成モード…なのだが実際遊んでみると、スンゲェ難しいんですよこれ。いや、ゲーム内容が、とか操作が、とかじゃなくて情報が膨大過ぎてさっぱりわからない。攻略本を買ってみたけど、正直攻略本の攻略本が必要なのではってぐらい「皆様お馴染みのこの内容で」って感じでそうにも関わらず数百ページにぎっしり情報が詰まってる。分厚い攻略本に良くあるただ情報がずらーって書かれている感じでも無く、攻略本というより参考書みたいな感じだ。


結局「サクセス」(簡単な育成モードと限定的な操作で1選手を育成するモード)でキャラクターを作り、それをプロ野球選手にする「マイライフ」でしか遊んでいない。とはいえ、その二つだけでももう百時間以上は遊んでいるので私としては十分元は取ったと感じている。


野球ゲームに限らないが、アクションを伴うスポーツゲームは操作が非常に難しい物が多い。覚える操作が多かったり、微妙で細かい操作を求められたり等。パワフルプロ野球はモードにもよるが物凄い簡単な操作から、フルマニュアル操作みたいな歴戦のプレイヤー向け操作まで設定可能であり、私の様な操作が下手くそなプレイヤーでも操作や難易度を下げれば、打率8割みたいな後期水島新司ばりの活躍も可能な程度には下げられる。私が遊んでいるのはSwitch版だが、アシストが入っており、Playstation版ではもう少し操作が難しいらしい。まぁ難しいのが好きだったり、実際のプロ野球に近い成績で楽しみたいという事であれば、それに応えられる…のだと思われる。アシストがどれだけ効果があるのかは練習で設定を色々と変えて試すとわかりやすい。


「サクセス」は凡そ50ターンの間にコマンドを使ってパラメータを取得し、そのパラメータをステータス(及び各種スキル)に換金する。また、試合やミニゲームでもパラメータが得られるという内容になっている。難易度もそれほど高く無く一芸に秀でた選手ならそれ程難易度は高くない。時間も1~2時間程度で終わる。「マイライフ」は凡そ30年間のプロ野球選手人生モードで1から育てた選手でも、サクセスで作成した選手でも、登録されている実在の選手でも可能というモードだが、1/3の10年でもべらぼうな時間が掛かる。体感的にはマイライフの1年がサクセスに相当するぐらいな感じだが、マイライフではパラメータを伸ばすのはかなり厳しくサクセスほど気軽なプレイは難しい。

  • 野球の知識が少しでもあり、見るのも嫌…という程では無い
  • だらだら遊べる育成モノが好き
  • キャラクターはカスタマイズできると尚可、強烈なデフォルメも許容範囲

こんな感じなら買っても損の無いゲームだと思う。結局どう違うのか知りたくて2022を買った後に2020(恐ろしく安かった)と2024-2025(一応最新作なので中古でも結構高い。値段は大して違わないので新品でも中古でもお好みで。起動の手間を考えるとダウンロード版の方がいいかも)も買った。2024-2025には洒落にならないバグが結構あったらしいのだが、今は殆ど解消している(様に見える。栄冠ナインはまだ遊んでいないのでわからない)。オンライン要素を遊びたいのなら、2024-2025以外は既にオンラインサービスが終了しているので、一択だ。ただ、2020も2022も栄冠ナイン、サクセス、マイライフ、パワフェスといった主要要素は遊べるので、とりあえず試しに遊んでみたいのならそれ以外でも良さそうだ。


DLCは(恐らく)音楽関係のみで球団の個人応援曲、栄冠ナイン用のブラスバンド曲とかであるらしい。キャラクターのパーツとかは全てゲーム内で揃うのだと思われる。これにはゲーム内の通貨が必要。ゲーム内通貨はオンライン要素がある場合、月一で取得出来たりする。ゲーム内成績でも振り込まれるが、10,000とか貯めるのは結構きついので(大体サクセス2周分ぐらい?そう考えるとそう高くも無いのか?)ゲーム内通貨目的に2024-2025を買うのもアリかも知れない。


Switch以外にもPS4で発売されているそうだが、Switchの性能では若干厳しいらしくファウルが出た時に客席が暗転する。あくまでも印象レベルだが2022より2024-2025の方が起きやすい。


…なんてだらだら書いていたらアップデートが来て2025年版になった。(驚いたが、2024年版は既にオフラインである。事前に警告ぐらいしても良くないか?してたのかな)


ロースターが2025年版になった他、色々変更されている。私がプレイしている範囲では特に大きな影響は無い(栄冠ナインはまだ遊んでいないのでわからない)、年棒最大が20億になったとの事。ネットの記事によると楽天の田中将大選手が9億なのだそうで、その倍。アメリカのリーグだとドジャースの大谷翔平が$70,000,000なんだそうだ。約10億5千万…あれ?違う桁が違った105億…すげぇなそれ。ネットの情報では2024年のソフトバンクが約64億円なのだそうだ。私の経験ではマイライフで日本に帰国してきた大谷が阪神に入っていたが、その年棒では日本の球団では契約するのは難しそうだ。


で、改めて見ると滅茶苦茶なデータ量だと思う。栄冠ナイン(高校野球)、サクセス(ミニゲーム付きADV)、マイライフ(選手育成)、パワフェス(スポーツアクション)、ペナント(書き忘れていたが球団運営)、これが一本のゲームソフトとして売られている。この構成自体は2020には既にあった。


2020、2022、2024-2025と遊んでみて、UIとかは少しづつわかりやすい様に変化しているが、ゲームの(私が遊んでいる範囲内での)根幹部分はそれほど変化していない。興味があったら、2020とか2022を買って遊んでみて損の無いゲームだと思う…買って損の無いってさっきも書いたな。今回色々遊んでいて、色々な事を調べたり聞いたりした。


・野球のルール

私はゲームでしか野球を知らない(基本的なルールは知ってる)ので守備妨害や走塁妨害(ゲーム内では発生しない。ただ、画面を見ていてどうなるのか疑問だったので調べた)がどう優先されるのか、守備位置によって何故その能力が必要とされるのか初めて知った。外野フライでスリーアウトになった時に野手がボールをスタンドに投げ入れるのをファンサービスと呼ぶのだそうだ。「どっちのファンかわからないのにファンサービスになるの?」と友人に聞くと苦笑いしながら「いいか、これだけ覚えておけ、野球見に行く様な人間は硬球ボール貰えたら嬉しいもんだと思え」との事。あと、スリーアウトじゃないのにファンサービスしてしまった事例があるとか聞いた。


・昔の野球チームや選手

レジェンド枠の知らない選手について調べたりとかが楽しかった。1950年代にセリーグに8球団(松竹ロビンズとか、西日本パイレーツ…初めて聞いた)あったとか、初めて知る事も多かった。漫画でしか名前を知らないトンボユニオンズとか太平洋クラブとかもゲーム内の記録に残っている。あと、各チームのレジェンド枠があると書いたが、今は存在しない南海、阪急、近鉄等のチームもあり、ユニフォームも当時っぽい(多分)ものになっている。古い球場(平和台球場とか後楽園とか)もあったら良かったが多分難しいのだろう。


・唖然とする新球場や様々な広告

私の知っているのは最新で東京ドームぐらいだったので、エスコンフィールドは正直驚いた。なんかSF映画に出てくる基地みたいな様子で。あと、外野が左右対称じゃない気がする。他にも知らない球場が沢山ある。球場の広告も全部違って楽しい。昔のゲームではこういうの無かったし。あと「山九」、甲子園球場には何故か昔のゲームからこれが書かれていた気がする。「やまきゅうって何なの?」と友人聞くと「違う。さんきゅうだ。有名な運送会社だよ」との事。広告によっては電話番号も記載されているが調べると本物らしい。ゲーム内の実在広告で電話番号が記載された例って無いんじゃないだろうか?(というかゲーム内で所謂ゲーム内広告じゃなくて実在の広告が出る事態稀だと思うが)私にとってこのゲームで一番見ごたえがあるのが球場の広告だった。他の競技、例えばサッカー場とかだと今はサイネージだったり、放映時に合成で現地向けCMにしていたりするらしい。多分、今現在の球場では広告が違ったりするのかも知れない。2022では札幌ドームというのがあり、色々あって今はエスコンフィールドになったのだそうだ。つまり2020と2022(か、それ以前の)にしか札幌ドームは無いのだろう。友人は一番印象に残っているのは川崎球場だと言っていた。


ラブプラス+の時にも思ったが、こういうヤケクソなデータの塊を生み出すゲーム会社ってなんだかんだ言って日本ではKONAMIしか無いんじゃないだろうか?海外のスタジオとか考えてもこんなヤケクソなの思いつかない。BllizardのWorld of Warcraftぐらい?でもあれMMOだしなぁ。後はBandaiのスーパーロボット大戦OGsぐらいか?

…だらだらどこまでも伸びそうなので、この辺で。

2025年1月14日火曜日

2024年ベスト&ワースト

ベスト&ワーストは私が単にその年遊んだゲームから選ぶ代物で発売年等は一切考慮しない。 


2024年ベストゲーム

Dave the Diver(PC)



これは傑作だった。特に序盤が素晴らしかった。序盤の時点で10時間楽に超えると思う。この値段で10時間楽しめるのなら、楽に元が取れたと言って問題無いと思う。実際クリアするには更に数十時間必要となるかなりの大ボリュームゲームだ(私はそこまでボリュームがあるゲームだと思っていなかった)。中盤以降のストーリー展開については制作元の韓国でもリニア過ぎるという批判があったそうだが、元のゲームは一度完全に頓挫して再度別会社によって制作されたそうだ。海洋物から寿司屋兼になったのは別会社…というか今の世界観になったのは別会社以後らしい(元々は結構真面目なゲームだったのだそうだ)。なので彼等が居なければこのゲームは完成しなかったのだし、そのお陰で私はこのゲームを楽しめた。素晴らしい事だと思う。


止め時の判断が中々難しく、セーブして中断しても続きの事が気になる(次どんな装備買おう、とか狙っている魚がどこにいるのだろう、とか)。今でも精力的にアップデートを続けていて、本当に安価なので買って損は無いと思う。


2024年ベストRPG 

Legend of Amberland II: The Song of Trees(PC) 



カジュアル版M&M3という感じの軽いRPG。ポートレートは適当にフォルダに入れるだけで対応してくれる(あの面倒なサイズ合わせが要らない)ので便利だ。他のRPGでも欲しい機能。私はRPGのシナリオ(特にJRPG)って98%ぐらい興味が湧かないのでこれぐらいあっさりしていて適当に遊ばせてくれる方が良いなと思った。


2024年ベストADV

Cyber Manhunt 2: New World(PC) 



あの人肉検索モノの第2弾。前作も相当ビターだったが、今回も本当にビター。起きた事件も酷ければ明かされる真実は更に酷いという強烈な作品。まだ完結していないがEAの時点で十分元は取れたと感じている。前作での難しかった部分が大幅に緩和されかなり遊びやすくなった。オリジナルは中国語版で英語翻訳のみだが、それで大丈夫なら遊ぶ価値は十分にあると思う。2025年には最終章が発表されるらしい。評判が良ければDLCも出るのだろうか。


2024年ベストスポーツゲーム

eBASEBALLパワフルプロ野球2022(Switch) 



YouTubeでにじさんじ甲子園という企画を見ていて(私が見たのは2021年と2022年。但しリーグ戦と本戦とあと少しぐらい。仮に全部観たら数百時間掛かりそうだ)興味が出て買った。ネット要素はオンライン対応が終わっていてコンテンツの3割ぐらい?は遊べないものの、オフライン(アップデートはされるので修正とか追加コンテンツは実装されている様だ)要素だけでも膨大なコンテンツとなる。肝心の栄冠ナインというのはあまりに難しくてマイライフという1選手を育てるのをメインに遊んでいる。簡単にすると相当簡単(一軍デビューして三冠王になれるぐらい)なので買って手も足も出ないという事は無さそうだ。


2024年ベスト非予告詐欺、ベストグラフィック、ベスト翻訳、ベスト音楽賞

Black Myth: Wukong(PC)



予告詐欺ではなかった!ってだけで凄い事ですよ。今のAAAゲームの90%以上が予告詐欺なのに。なので予告詐欺界に特大の岩石を放り込んだ彼等の偉業は十分に賞賛されるべきだと思うよ、本当に。

グラフィックは美しかった。無意味にバカバカスクリーンショットを撮った。普段のスクリーンショットはMODの誤字修正がメインだが、この時ばかりは無意味に撮りまくった。凄いなと思ったのはゲームで美しいな、と思って撮ったスクリーンショットって後から見ると「そうでもないな」と思う事があるのだが、このゲームではそれが無かった。

翻訳!翻訳!翻訳が凄い!!!私の知る限り中国語ゲームの翻訳ではこれ以上のモノは無いと思う。私の個人的感覚としてはゲーム全体の翻訳として見てもこれは相当な事なのでは無いだろうか。原文に対してリスペクトを忘れて欲しくない、ってのが私の見解なんだけど、これは最大限リスペクトしつつ、プレイヤーに理解させるべく労力を払っている。大変な事ですよ。手間も凄い掛かるしね。出来ればスクリプト本(ゲーム中の台詞や文章を読める物)が欲しい。戦闘中の台詞読んでる暇なんて無いよ。

音楽も良かった。ただ、ゲームが難しく正直ちゃんと聞く戦闘中はちゃんと聴く暇が無い(笑)完全版サントラ出して欲しい。



2024年ワーストゲーム

受賞作無し


ワーストゲームが思いつかなかった年というのはここ数十年で思い出せないぐらい稀だ。イマイチなのは結構あったが、ふざけんなってのは買ったゲームの中では思い出せない。



2024年最もガッカリしたゲーム 

山河旅探(PC) 



これ本当にがっかりしたよ。ともかく中盤から一気に失速して最後ドリフで終わる(音楽が掛かってセットが回転するアレ)。唖然としたよ本当に。なんでこんな三文芝居になってしまうのか?


次点は掠影纷争(Android)。開発タイトルだけは知っていて、正式タイトルを検索で知った時には開発チームが解散していた。数年間追っていただけに相当ショックだった。これに限らないが、スマートフォンのゲームってサービス終了したら(いや、このゲームの場合サービス始まってもいない訳ですが)サントラとか設定集出ないと何も残らない訳だよね?私は遊びたい時に遊びたい方なんで、



2025年展望

寄居隅怪奇事件簿の続編の噂が出てる。…出てるというか謎ティーザーらしきものが。灵乌路人が関わっているなら買うと思う。そうじゃなかったら買わないかなぁ。W3は…どうなんでしょうね。その辺の情報はさっぱり見つかっていない。まぁ出るのかどうかも未知数なので。んー…でも出たら多分買うんだろう。続報待ちだ。



Avowed、いつの間にか予約できるのようなってたのを知った。予約は終わったので後は発売待ち。発売は2025年2月の予定。