2014年1月13日月曜日

Hired Guns

DMA Design(後のRockstar North)が1993年に発表した未来物のDungeon Master型のゲーム。特徴的なのは4人のキャラクターがそれぞれ1画面割り当てられており、バラバラに動くことも可能…というより最初から4人揃っている事が無いマップもある。一人で遊ぶ事も可能だが、4人でも遊べる。その場合、マウス、キーボード、ジョイスティックx2となる。
但し、推奨となるジョイスティックはMega Driveのパッドの回線を一つ切って改造した物を推奨…本当にマニュアルにそう書いてある。実際にはそのままでも繋げるのだが、長時間繋いでいると熱でパッドが壊れる…と聞いた。私はMark III用のジョイスティックを使っていた。まぁ要するにAtari規格ならOKな訳だ。ただ、Mega Driveのパッドだと3ボタン使える(Atariだと基本1ボタン。Mark III用は2ボタン使える)

Atari用ジョイスティック(Wikimedia)とはこんな感じ。とはいえ、Amigaで流通していたのはもっと安っぽい代物だった。


Amiga music: Hired Guns (character selection - real recording)

キャラクターは結構な人数(Polandのファンサイト)がいて、それぞれバックグラウンドがある。強いキャラクターがいる反面、「市民」なんていう無茶なキャラクターもいる。戦闘ロボットとかは強力な武器を持っているが、例えばレーザー銃とかは強力だが、技術レベルが高い武器程損傷が早い。特に水の中に入るとレーザー銃とかはあっさり壊れるが、ショットガンとかは結構長く使える。

時代を先取りしていたと言えば聞こえがいいのかも知れないが、実際の所一人では4人を同時に操作できる訳も無くデザインをフルで体感するなら4人で遊ぶゲームだ。私も実際に4人で遊んだ事は2回ぐらいしか無い。3人では結構な回数遊んだのだが、連携を取るのは非常に難しく打ち合わせを行っても実際に実行すると高確率で阿鼻叫喚となった。多分失敗して味方を撃ち殺した回数は私がトップだと思う。


Amiga Longplay Hired Guns

Longplayなのでゲームクリアまで入っている。クリアするだけでも凄いと思うが4時間以上ぶっ続けでこれを遊ぶ体力が凄い。これを見るとわかるとおり、複数人を一人で操るのは難しすぎる。

曲はこの頃のAmigaでは一般的だったModuleではなく、OctaMED(Wikipedia)を使用。ゲーム中はメモリの都合(標準的なAmiga500では1MBの所、最低が512KBで推奨が2MB)で曲は無いが中々印象的な曲が多い。私はキャラクター選びの曲が好きだ。作曲はBrian Johnstonで主にLemmingsシリーズを担当していた人らしい。

Amigaのかなり後期に出たソフトで、デザイン性は現在でも一部で高い評価を受けているようだがやはり4人同時プレイが当時の環境では難しく、知名度はあまり高くは無いのでは無いだろうか。しかしフルで遊ぶには改造したパッドを2つ用意しろ、という豪快なゲームデザインは今でも印象に残っている。

デザインはプログラムも行ったScott Johnston(LinkedIn)。現在はAppleでソフトウェアエンジニアをしているそうだ。

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