2025年10月13日月曜日

Mato Fragments Demo公開

Mato Fragmentsのデモが公開された。Steam Next Fest(10月14日午前3時から開始)で公開される!とパブリッシャーは言っていたが既に公開されていた。というか結構先んじて公開されているデモが結構あるようだ。Next Festのデモ本数って数百本あるからフライングする価値はあるのだろう。


デモ版は5日間中の1日目、デモ用ビルドが遊べる。時間が無かったからなのか、デモ恒例の「今すぐWishlistに登録!」とかそういうボタンも一切無し。ごく一部に公開されていたデモビルドに比べて繁体が増えている。つまり今回のデモ版は簡体、繁体、英語で日本語は実装されていない。デモ開始と同時に寄居隅怪奇事件簿のネタバレがあるので遊んでいない人は先に遊んでからの方が…って寄居隅怪奇事件簿は日本語版出てないんだよな…。一応本編は日本語版出るんだけどコンソールしか持っていない人は例の英語版(Switch、Playstation、Xboxで出ている。日本から購入出来るのかは知らない)しか出ていないので多分異夢迷都しか遊んでいないプレイヤーには何のことやらわからないのでは無いだろうか…まぁ異夢迷都もそうだったんだけど。


という訳で待っていた私には『异梦迷城』が遊べるという完全に諦めていた代物が遊べるという正真正銘ありがたい事態となっている。ここからネタバレあるから寄居隅怪奇事件簿と異夢迷都のネタバレを含むので遊んでいない人は読まない事を推奨。

















そろそろいいかな?ゲーム開始と同時に寄居隅怪奇事件簿の終盤から分岐し、Mato Fragmentsの世界に移行する。異夢迷都を遊んでいた人にはこれって「〇〇の世界なの?」と思われるかも知れないがデモ版を遊んでもそこがわからない。本編を遊べば謎が解けるのか?まぁ本編が出たらわかる…のかな?


UIはガワを除けば寄居隅怪奇事件簿と殆ど変わらないが、改良されておりカーソルを合わせると一部用語のポップアップが開いたり、の改良がされている。ただ、前作でも評判の悪かった赤文字(人によっては非常に読みづらいらしい)があるのでその辺りは改善されるのか不明。寄居隅同様に情報から推論するシステムなのだが、3つの組み合わせから、1つの情報から推論を作成する、というシステムになっている。デモ版ではわからないが、多分これが分岐の源になっているんじゃないだろうか。あと、メッセージスキップの他にシーンスキップが実装された。ただ、日本のノベルゲームみたいに未読判定とかは多分無いのでこの辺は日本のプレイヤーには評判が悪そうだ。


シナリオは文体から路人でほぼ間違い無いと思われる。キャラクターグラフィックもW3で間違い無いんじゃないのかな。スタッフ等の記載一切無いので発売後のお楽しみなんだろう。

Warhammer 40,000: Dawn of War Definitive Edition

2004年発売のDawn of Warが現行PCで気軽に遊べるってことに金を払えるかどうか。


Warhammer 40,000: Dawn of War - Definitive Edition - Announcement Trailer


2004年に発売されたWarhammer 40,000: Dawn of Warとその後発売されたWinter Assault、Dark Crusade、Soulstorm(これだけRelicではなく、Iron Lore Entertainment社製)を合わせて1作に纏めた決定版。という触れ込み。実際の所、Dawn of Warがメインであり、Winter Assaultはともかく、Dark CrusadeとSoulstormはどちらも水増し感が強く「まぁ…あったらやるかな(やらない)…」って感じのゲームだ。

とはいえ、Dawn of Warは現在に至るまでRTSの傑作(Company of Heroesも傑作ではあるが、アップデートで今はそうでも無い)であり、当時を知るプレイヤーには買う価値があるだろう。元のDanw of War所有者は30%offで買えたが、新規プレイヤーに2004年の作品をUI以外ほとんどそのまま(若干グラフィックに修正が入った程度)なので古臭いというのは間違いない。2004年のオリジナル版も現在遊べる訳で(実際、発売の数ヶ月前に私はDawn of Warを遊んでいた)Definitive Editionがどれだけ新鮮か、と言われると新鮮さはゼロだ。

  • 現行PCで表示可能なUI等(オリジナル版だと高解像度では文字が読めない程小さい)で遊べる
  • まだRelicがRelicだった頃の作品を遊べる
  • あのオープニングが高解像度で見れる(他のOP入っていないが…まぁ要らないしな)

これぐらいしかない。これに価値を見出せるなら買って損は無いだろう。グラフィックは今見ると古臭い、と先に書いたがシステムに関して言えば現在でも最先端だ。だからこそこれだけ長い間RTS界においてDawn of Warの名声が衰えない(そしてシリーズは回を重ねる毎に洒落にならない作品になってゆく。発売前に破滅したⅢとか。)理由なのだろう。じゃあ何がそんな凄いのかと言えば、RelicがRTS界に登場するまでRTSの攻撃は完全な代物だった。RTSの著名な作品と言えばAge of Empire 2となになるのだろうが、撃った矢は100%命中する(飛んでいる間に相手が死んでなければ)。10人で撃った矢が集団の一人に命中する。これがRTS界での常識だった。そして命中した矢の威力は100%同じものだった。


Dawn of WarではHeavy Bolter(大口径のガトリング式重機関銃を想像して欲しい)を撃った場合、プレイヤーが実際に目にするのは曳光弾である(つまり実際は曳光弾以上の射程がある。)。最大射程と有効射程が設定されており、集弾率等の事細かい情報が設定されている。後に発表されるCompany of Heroesの様に柔軟な移動システム等は備えていないものの、WH40Kの設定に忠実な派手に(そして出鱈目に)撃ちまくるが全然当たらないOrkの射撃等が鮮やかに表現されている。また、HP以外に装甲の種類が設定され、歩兵の射撃では戦車等には歯が立たなく、数が少ない高コストの単体ユニットが輝く。素晴らしいのは非常に「それっぽい」という事だ。歩兵の集団に向けて機銃弾が注がれ続けると死者が出る前に士気が崩壊する。士気が崩壊した部隊はまともに攻撃出来なくなるので、士気を改善する軍曹や指揮官等が重要になる。もちろん防御地形に居る事も重要だ。この辺のリアリティはRelicがRTS界に持ち込み、そして当時のRelicが崩壊するにつれ無くなっていった。だからこそこの頃のRelicを忘れられないユーザ達がHomeworldやDawn of Warのコミュニティに存在する訳なのだろう。


とはいえ、キャンペーン型のRTSはこの時点で死に体であり、RTSというよりは対戦が主流になっていた。なので私はMOBAがRTSから対戦という主流を持って行ってくれた事は本当に感謝している。新作のDawn of War4はキャンペーンに力を入れる、とは言ってたらしいが、それⅢの時にも言ってたよな。…とか思ってたら4はパブリッシャーがDeep Silverか…そりゃもう駄目だな(笑)


Definitive Editionでも4作品中、キャンペーンを備えているのは半分だけで、残り2作はスカーミッシュをひたすら遊ぶという代物になった。キャンペーン型のRTSが復興する事はもうないだろう。色々それを自称したRTSが出たものの、どれもこれもRelic全盛期に全く及ばない(RelicもSEGAのお陰で完全に抜け殻だ。Company of Heroesも度重なるアップデートで滅茶苦茶になる前は素晴らしかったのだが、現在はLegacy版でもその滅茶苦茶になったバージョンしか遊べない)だからそこに価値がある訳だが、殆どのプレイヤーは対戦に興味はあっても、キャンペーン型RTSに今更興味無いだろう。

Hades

この状態で死んでも繰り返し遊べば強くなれますって言うのが許されるのなら、賽の河原は石積で楽々供養!とか言えるよな。


Hades - Official Gameplay Reveal Trailer | The Game Awards 2018


ローグなんとか、の作品。非常に評判が良く、もう発売から5年だそうだ。流石人気作だけあって、アートワークも操作感も良く出来ている。ただ、遊んでいてこれが熱狂的に遊ばれる理由はわからなかった。


別にローグなんとかの代表がこの作品という訳では無いのだろうが、ローグなんとか作品のメインストームはこの手の賽の河原が多いんですかね?Penny Blood: Hellboundもこういう手応えだったな、と。まぁあれはHadesに比べればもっと安っぽかったが、死んでも繰り返し遊べば強くなれるってのは大体の場合こういう構成な気がする。


  • 得られる恒久的アップデートは基本的にしょぼく、すぐに頭打ちになる
  • そもそもアップデート用の通貨が得られる額は民工並み
  • ランダム要素とは、大して飲みたくも無い飲料しか売ってない自動販売機のジュースがランダムで飛び出しますぐらいの感覚


普通のアクションゲームに賽の河原要素を追加する為に弱くしたのがローグなんとかなんじゃないの?フルパワーアップをしてもオプションすら付いて無いGradiusみたいな感じだ。パワーアップしても「まぁ数字的には上がったので強くなれた、という事を否定する事は出来ません、ですが…」みたいなしょぼい感想しか無い。\700円で買ったのでその値は十分あった。ただ、ローグなんとかはもういいわってのが本音。因みにゲームのOptionにはGod Modeがあった。使っていないからどういう機能かわからないが、ストーリーだけ追いたい人向けなんだろうか。最初使っていたら感想も違っていたのか。


Vampire Survivorsも多分ローグなんとか、なんだろうけどあれはアンロックが豊富で(発売から時間が経過していたからかも知れない私が買ったのは相当後だった)運の要素は非常に強かった。私はローグなんとか、では運の要素は非常に重要だと思う。運要素の影響が無視出来る範囲なら、ある程度パワーアップしても「これ後90周とかしなきゃならんのか?」と感じたらやる気なんてどっか行ってしまう。駄目なヤツの作ったMetroidvaniaの共通点はモンスターのHPが無駄に高い所なんだそうだ。それと同じように駄目なヤツの作ったローグなんとか、にも共通点があるのかも知れない。