2015年7月19日日曜日

Sherlock Holmes: Crimes & Punishments


Sherlock Holmes: Crimes & Punishments - Launch Trailer

ロシアのFrogwares games製作の長く続いているシャーロック・ホームズのアドベンチャーシリーズの最新作。
前作の発売された頃に知ったのだが、ロシアではシャーロック・ホームズのドラマ(Wikipedia)があって、人気があったのだそうだ。
ゲームは一番有名なドラマ化だと思われるグラナダ版
っぽい仕上がりになっている(もちろん、あくまでも似せた感じ)。ポイント・アンド・クリック型のAdvはある程度の難易度が最低条件みたいのが多い中、異常に簡単なゲームになっている。難しいのを求める人には向かないと思うが「シャーロック・ホームズ」のゲームとしては結構よく出来ていると思う。初見の人の職業、既婚、性格などを読み取ったり、ちょっとした事柄から現場で起きた事を読み取ったりというのを体験できる。
アドベンチャーゲーム、特に推理物は絨毯爆撃になりやすいのを防ぐため、UIはプレイヤーがうんざりするのを防ぐよう構成されており、Advは難しいければ難しいほど好きという人には全く向かない作品だが、シャーロック・ホームズが好きだが、難しいのはちょっと…という人にはかなり楽しめる作品なのでは無いだろうか。
ちなみにテキストはほとんどが日本語で表示可能(一部翻訳がおかしいが問題無い範囲)で海外のAdvとしては非常に敷居の低い作品。シナリオは全部オリジナル(でもない?コナン・ドイルの他の作品から引用もあるらしい)になっており、出来の良い、悪いはあるが「これのどこがホームズなのか?」という事は無い…たぶん。小説の方はそんなに読んでいないので少々自信がない。
ワトソンのファンには正直オススメできない。ほとんど活躍の場が与えられていないのが残念。
しかしホームズだからというか時代がそうなのかゲームだからかはわからないが、遺留品をあっさり証拠品としてポケットに入れるのが豪快。
ちなみに副題の「罪と罰」は真相がわかった(あるいは推理が間違った)後、罪に問うか問わないかを選択できる部分を指す。その結果、集計で「あなたと同じ選択をした人の割合」が出てキャサリンを思い起こさせる。…うん、キャサリンは思い起こしたくなかったな。

難易度を上げないなら次の作品も買いたいと思う。私としてはシャーロック・ホームズが右往左往するより灰色の脳細胞テイストを味わえる方が望ましい。

シャーロック・ホームズ物というとグラナダ版が鉄板だが、私はこれも好きだ。

Without A Clue - trailer

日本でのタイトルは迷探偵シャーロック・ホームズ(以下リンクは全てWikipediaしかし、ひでぇタイトル…)。
実際には名探偵はワトソンで、ホームズはそれを隠すための俳優というコメディ映画。
マイケル・ケインベン・キングスレーという名優だが仕事を選ばない二人が共演。

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