一風変わったナラティブパズルゲーム。日本語にローカライズされる可能性は限りなく低いので英語でも行ける、というのなら手を出す価値あり。
ツールによる機械翻訳とかだと多分無理だろう。現在プレイ時間は数時間でエンディングは未到達の状態。
※クリアした。下にネタバレで感想を述べてる。
製作は英国を中心とした開発を行っているinkle.incで、ナラティブとパズルという組み合わせの作品を複数製作している会社。
地下に閉じ込められて、第二次大戦中に作られた謎の機械の蔵書DBの再構築をするパズルゲーム。WW2頃に、と言われるがグリーン表示のブラウン管…の割にはマイクロフィッシュみたいな動きをするのでその辺の要素はフレーバーでしか無い。あくまでも文章と音声を聞いてパズルを解くゲームだ。
ゲーム内で使われるコードの形式は一つ。アルファベット2文字と数字二桁の組み合わせ。これがインデックス番号とコマンドを兼ねる。あと、DBを読み取るためには文書タイトルとインデックスの突合を行う必要がある(単にラベルをマウスで動かすだけなので特に難しい操作は無い)。
AA-01というページに、AB-02のリンクが張られている、みたいな単純なのから始まり、作者名(Foo BarだとFBとなる)と関連年数(生年の下二桁とか。1928年だと28)を組み合わせてインデックスを入力する(先ほどの例だとFB-28となる)、それが正しければそのインデックスに移動する。当初はそれぐらいで情報が集まっていくが、徐々に文章を読まないと駄目になってくる(「8年前の著作」とかを頼りにFB-20とか)。また、コマンド入力も兼ねているため、どこでも反応するインデックスと違い、コマンドは当該ページで使用する必要がある。判明したコマンドはノートに記録される。
遊んでいると昔HyperCardというのを使ってゲームを作られていた、みたいな事を思い出した。ただ、私自身は触った事が無いため、どんなものかは知らない。
このゲームならではの要素としてはインデックスと文書タイトルが不明な場合、文字化けやちらつきが発生する。ゲーム内では全て英語で表記されるため、英語の頻出文字とか知らないと先に進むのは辛いと思う。究極的には力業で全て解決する事も不可能では無いとしても、それを前提にシステムが組まれているため、ASCII以外の文章として再現するためには元の文章を理解した上で、文字化けを「作る」必要がある。それは手間に見合わないと思われる。だから独語、仏語辺りはローカライズが可能だったとしても日本語化は多分難しいだろう。
(注意:以下にネタバレあり)
クリアした。大体9時間ぐらい。結構寄り道したので、平均はもっと短いのかも知れない。まず前提条件として
- 英語の基礎的な知識
- 斜め読みができるぐらいの英語力
- 根性
が、必要。特に斜め読みができないと辛いと思う。何故なら大量の文字化けがあるからだ。個人的満足度は6/10ぐらい。面白いのかと問われたら私の答えは「序盤は面白いが、それ以降はそうでもない。終始盛り上がりに欠ける。パズルよりはナラティブに大きくウェイトが置かれているが、じゃあナラティブが良いのか?と言われると別に。」
私が一番気になったのは「第二次大戦中に作られた謎の機械」という部分だ。だって全然そう見えないから。多分デザイナーとディレクターの間に齟齬があったんだろう。マイクロフィッシュとかの方がマシだったと思う。まぁそれだと文字化け出来ないが、データが痛んでいるという表現は可能だろう。ラスタスキャンなのに文字が化けたりする(まぁTTLが不安定で文字が化けるとかっても可能かも知れないが)ので、年代とかは考え直すべきだったのでは。テクノロジーと時代背景と全然合っていないので、なんというか盛り上がらない。「まぁファンタジーなんだろうな」というゲームの落ちが「ファンタジーでした」では、超デカい風呂敷を開ける前に「なんか中の物小さそうだな」で、開けたら5円ガムだった様な気分だ。興味を持てない話が興味の無い着地点だった。というのが今の気分。まぁ序盤のテキスト読みながらガチャガチャと機械を操作するのは楽しかった。値段も安いし、値段値は楽しめると思う。ただ、他のゲームを探すという選択肢もありだと思う。
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